2016 蔵出し秋のイタリア旅行紀 10

ボルゲリでの夕食。ホテルから灯りひとつない真っ暗な道をタクシーで15分ほど。

門をくぐると急に小さな広場が現れました。いくつものレストランと土産物屋がぎゅっと集まっています。もう日が落ちているから、閉まっているところも多いけれど、それでもそこだけ明るくて活気があるんです。

そこはエノテカ。少量ずついろいろなワインが飲める、楽しい場所。

お会計の時にタクシーをお願いしました。待てども待てども呼ばれない。うーむ。もう来てるのかなぁ。念のため、先程の方に確認すると、「あっ、わすれてたっ!」と店の奥に。聞いてみてよかったーっとほっとしていると、店のマダムが近づいてきて、車のキー片手に「私が送っていくわ。」「ほんとにっ?」

ホテルまで送ってくれました。旅先ではみんな優しくて、それもまた行きたくなる理由でしょうか。

このお店でも日本人が働いていたそうです。知ってる?って聞かれたけど、そうそうわからないよね。

郊外でも地場産業があって、外からも人が来て、賑わいが作れることはすごく魅力的だなぁと思います。そういう意味でもボルゲリはとても印象的なところでした。

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