2017 蔵出し晩秋のイタリア旅行紀 13

昨年のイタリア旅行の時にはアスティで料理修行中だったオーナーの友人が、今年はトスカーナにいるってんで、どうにか旅のルートに組み込んで会いに行って来ました。今回は彼の働くレストランで食事できました。villa a sestaにあるリストランテ です。またもやなんにもない細い道の先に突如現れる小さな町。

女性シェフのお店というのも魅力的でした。

私たちの他にも次々にビシッとキメたお客様がやってきます。プリフィックスのコースを用意してくれていておまかせしました。

鶏レバークリーム入りミニクロワッサン

黒ひよこ豆のスープ

黒トリュフソースのラビオローネ

ほうれん草を詰めたウズラのロースト

牛ホホ肉の煮込み

かわいいデザートの盛り合わせ

食後に焼き栗と

この時期に食べるというスパイスたっぷりのパン

黒ひよこ豆のスープの深い味わいにノックアウト。豆ってこんなに美味しかったっけ?正直、見直したよ。

そうそう、こちらはミシュラン1つ星のリストランテでした。車をたくさん走らせても行きたいお店、納得です。ちょっぴり背伸びした気分もたまにはいいですよねぇ。

最後のお会計で、「現金なら50ユーロでいいけど、カードなら80ユーロだわよ。」

えー、30ユーロも!違いすぎじゃないっ??っていうオチもついてました。もちろん現金払い。これにて、一件落着なり!?

2019年1月 ②


2019.1.10.

高低差あるーー。
もはや元々どんなお店のどの部分だったのかサッパリ、分からなくなってきました(笑)

五十嵐さんの ソレイロリアデザインオフィス のページにもコノお店作りについての、話が載っています。
五十嵐さんのブログは建築的な部分も含めて、わかりやすいです。

ナニゴトも
わかりやすい、コレ大事ですね。

チラっ。

元々ガレージ部分のトコロに壁を作って店舗にする予定なので、

ガレージのドアを移植して仮のドアがつきました!!

感動ですね。

壁になる部分に、雨風を防ぐシート「シットール」を貼っていきます。
なんと、雨の侵入は防ぐのに、室内の湿気は外に逃がすというスグレモノ!!!!

シットール、、、小林製薬の新商品みたい(笑)

シットールが貼られる前の段階もチラり。

壁を作る為、基礎上に柱を立てていきます。

ガレージの外側からの景色。

なかなか見るコトのない、骨組みの景色……
まさに、『建設中』。

無骨な柱の向こうに見えるガレージ
なんか、カッコイイ。

ふふふ。

近々、階段も移植するとのことで、まずは蹴込み板を外します(踏み板だけ残ってる状態ですね)。

二枚構造で、意外と頑丈に出来ている蹴込み板のほとんどは
赤いアウターとマスクがバッチリ決まってる、シノさんが外しました。

だいぶ、お疲れのようです。

 

それでわ。


つづきます

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2017 蔵出し晩秋のイタリア旅行紀 12

ヴォルパイア2日目。

今日はワインの醸造を見学。

扉の中の管をブドウ果汁が通っていく。

ブドウを陰干し。ヴィンサントを作る。全種類のぶどうを試食。

見学の後は歴代のワイン貯蔵庫で試飲。四方八方すべてがワインのボトルで埋め尽くされていて圧巻!

こんな時、つい自分の生まれ年を探して、大体見当たらなくてがっかりする。(出来のいい年のワインが保存されているから。)わかっているのにやめられない。

2019年1月 ①

 


2019.1.3.

建設中 / 勝田尚哉

 

 

ヘヴィーメタル・ワンダーランド

 

はい、初めて口にした方も多いと思います、このワード。

くるりの新譜のタイトルでしょうか?
聖飢魔IIのツアータイトルでしょうか?

 

どちらも違います(なんか本当にありそうだけど)、
「立入禁止」の、中の世界の写真集です。
表紙の端っこに、
決して見ることのできない

『ヘヴィーメタルワンダーランド』
と書いてありますね。

 

入ってはイケナイ…………って、言われると気になってしまう。

そんなわたしの気持ちに応えてくれたのが、コチラの「今月の一冊」。

 

明けましておめでとうございます。

連続して並ぶ柱や配管、
細かい寸法で計測されたひとつひとつの部品たち。

完成した外装しか見れない建築物の、

見えない部分に、
安全面、使用面、における、
作り手の細やかな意識が込められているものです……

 

うーん、身に染みるぅ~~
(年末年始も、休まず基礎作り、絶賛稼働中です!!)

 

チラっ。

 

この連続性に高鳴る胸の鼓動……

もはや、コレクションに近い美しさです。

男子は特に収集癖が強めなので、
オトコゴコロをくすぐられてしまうんじゃないでしょうか。

 

ふだん何気なく利用しているオフィスのビルや、橋、トンネル、駅、お店など

作り上げるのに、
どれだけの数の人が、
どれだけの想いで、
携わっているのか。

コーヒー片手に
この写真集を眺めながら、
建物の産まれる過程について、
妄想の世界に浸るのです、ふふふ。

 

まさに、ヘヴィーメタルワンダーランド。

 

 

まさしく、ヘヴィーメタルワンダーランド。

 

 

さらば、ヘヴィーメタルワンダーランド。

 

 

また来週。


つづきます

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2017 蔵出し晩秋のイタリア旅行紀 11

寄り道したシエナからさらに北上してキャンティ地区に入ります。その中のボルパイアというところが次なる目的地です。山をぐんぐんぐるぐる登って対向車もほとんどいない細い道を進むと、そっと佇むそのまち。

駐車場に車を停めて、うろうろしていたら第一村人発見!若いコックコートの男の子。チェックインの場所を教えてもらいました。チビタよりも小さなこのまちに今夜は宿泊します。一軒家に泊まるのってホテルとはまた違った贅沢な時間ですね。

今回の旅の行程にヴォルパイアが追加されたのはほんの偶然でした。ワイナリーを見たかった私たちでしたが、お目当てのワイナリーは冬季休業中でやっておらず、そこでヴォルパイアに白羽の矢がたったのです。50年以上の歴史があり、ビオロジコであることも魅力のひとつです。

レストランもすぐ隣にあって、もちろんボルパイアのワインも楽しめます。このレストランがすごくよかったです。素朴で優しい味付け、食べると全身に染み渡る感じ。

トスカーナの冬の定番、リボッリータ。黒キャベツをはじめとしたたくさんの野菜とパンのスープ。こちらはトマトとジャガイモ、そしてセロリが効いていました。

そしてたっぷりのポロネギと黒胡椒のスープ。トスカーナは黒胡椒をよく使います。

スープの美味しさに目覚めた一夜でした。と同時に、自分もこんな料理を作りたいなぁと好みを再確認できました。

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