富山旅

新潟に引っ越してあっという間に一年が経ちました。去年、真夏の空の下、物件探しとかこつけて、ひたすら歩いていたことが懐かしい今日このごろです。

お店を開いてはや三ヶ月。お盆を過ぎ、急激に秋めいたところで、ふらっと富山に行ってきました。決めているのは「寿司を食べること」のみ。日曜の夕方に出発し、いざ富山市を目指します。4時間弱の旅でしたが、新潟県から富山県にはいるまで時間がかかります。新潟って本当にながいことを実感。

22時頃富山市に到着。富山環水公園にておつかれのコーヒーとライトアップされた夜景、夜の公園散歩で予想以上に癒されました。

お宿はスーパー銭湯にて。富山ブラックなる黒いスープのラーメンを食べる。(ご飯のお供にもってこいです。なるとのようなかまぼこがのっている。)

ややセキュリティの不安(カーテを閉めるだけ)なカプセルルームに宿泊します。

翌日は朝から富山環水公園にてコーヒーを飲み、お散歩。お店の方に教えていただいて近くの美術館で歌川広重、葛飾北斎などの日本の美を堪能する。北斎の青と広重の青は違いました。個人的には近現代の今井俊満の作品も好きです。

お待ちかねのお寿司。予約はできなくてお店で並ぶスタイルです。とにかく並ぶ。そして私たちの後からもどんどん並ぶ。自分の番が近づいてくると緊張してきます。

まず、富山の味を堪能します。アカイカ、平目、カワハギ、バイ貝、さすの昆布締め、白えび軍艦、カニ軍艦などなど。食べると忘れてしまう。。。

さらにうに、中トロは初めて塩で食べたのでした。

寿司職人との付かず離れずの距離感が楽しかったです。席の前にちょろちょろお水が流れていて、手を洗いながら食べるのもわくわくしました。

そのあとはガラス美術館にてガラス作品を見る。見る。見る。デイルチフーリの作品はダイナミックで圧倒されます。チェコのガラス作品をみたり、わからないものも多いけれどそれもいい。

あっという間の富山旅でした。

梅干し作った

野菜を売りに来てくれるおじ様から赤紫蘇を買い、藤五郎梅を調達し、梅干を作りました。緑色の梅は追熟させて黄色くさせるのだと聞けば、ざるに梅を並べて新聞紙でおおい、2晩ほどするとみるみるうちに柔らかく黄色く熟したのでした。

梅を丁寧に掃除して、塩と酒でマリネしておきます。赤紫蘇は塩でもんでアクをとってから梅酢につけて、鮮やかな赤紫を発色させます。さらに梅とともにしばらく漬けておきました。梅雨があけ、お向かいさんが梅を干しているのを見るやいなやわたしも梅を干し、日中に一度ひっくり返して夜には室内にいれてやる。これを3日続けるのだけど、最近は暑いから2日半にしたというお向かいさんの言葉にその通りだと思い直し、わたしも2日半干しました。

日々、どんどんとしわしわになっていく梅が愛おしかったです。

そんなこんなで美味しそうな梅干ができました。味見はこれからです。まろやかになってからね。

 

胡蝶蘭植え替え

先週、ついに胡蝶蘭の植え替えをしました。

発注して1週間、ようやく手にした素焼鉢4号。

まずは胡蝶蘭を鉢から優しく取り出す。そして寄せ植えになっている3株をひとつずつにわけてあげる。そして根をほぐし、腐った根を切ってミズゴケとともに素焼鉢に植え替える。

同じ時期に胡蝶蘭を2つ頂いたのですが、同じ環境で同じように水やりをしていたものの、ひとつはずっと花をきれいにつけ続け、もうひとつはいまひとつ元気がなかったのでした。そんな悩みも根をみると一目瞭然です。

前者は寄せ植えされた胡蝶蘭の根が鉢の中で自由に成長していたのに対し、後者は1株ずつプラスチックの鉢に入れられたままだったのです。よって、後者の方が水はけが悪く、根腐れしてしまっていました。

どちらの胡蝶蘭も大手術を終え、現在療養中です~。

謎多き、胡蝶蘭

最近のマイブーム、胡蝶蘭です。

昨日までの胡蝶蘭はこちら。

花が落ちてきたら、最後まで残しておかないで切ったほうがいいと園芸店のおじさまにご指導いただいたのです。残った花は切り花として飾るとして、勇気を持ってじょきりと切り落としました。

胡蝶蘭の花は支える支柱がないとだらんと垂れ下がってしまうそうです。なぜなら、もともと熱帯地帯のジャングルの木の幹などに根を絡ませてぶら下がっている植物だから。それを知ったときの衝撃といったら。土に埋まっているものだとばかり思っていましたから。贈答用が多いですので、花を咲かせる時期も本来とはずれているんだとか。

根もなかなか存在感があって初めて見たときはぎょっとしました。根だとは思わなかった。恐ろしかったです、正直。

どうしてお祝い事に胡蝶蘭を贈るようになったのだろう。

そんなことはさておき、来年も咲かせられるように植え替えをする予定です。今となっては、なるべく胡蝶蘭に優しくしてあげたい。

今は、素焼き鉢4号の入荷まち。はやく植え替えたくてうずうずとしています。

今日この頃

お世話になっている方からナツハゼをいただきました。木が伸びやかに広がっていると気持ちがいいです。

昨日は、少し心にさざ波がたつことがあったのですが、ナツハゼを見て心を落ち着かせたいです。

菩薩のような穏やかな心が欲しい、と思う今日この頃であります。

 

© 2018 nabaita