2016 蔵出し秋のイタリア旅行紀 5

朝、目が覚めると不調な自分に気づく。体がだるい、お腹がムカムカして気持ちが悪い。食欲が無いので、朝食も楽しめない。

それでも何故か頼んでしまったカプチーノを無理矢理胃袋に流し込む。ずっと横になって寝ていたいのだけど、次の予定があるのでもう行かなくちゃ。ジェノバに行かなくちゃ。

アルバからアスティまでプルマン(長距離バス)。山あり谷あり急カーブあり。憧れのバルバレスコやネイヴェのブドウ畑をちらりと横目でやりすごし、少しでも早く到着することを願う。

魔の三日目。急においしいものを入れすぎて、胃がびっくりしないように、この日以来、本当に注意している。(できる範囲で。)

2018年8月 ④


2018.8.23.

「街の空気感」「車も、電車も、という立地」

そんな条件を満たしている街、内野エリアに標準を定めたわたしたち。

することは至ってシンプル、歩いて回ることにします。

まずは、歩いていて目に付く空き物件から当たることに。

横浜にいるときから五十嵐さんにも教えてもらっていた物件もあったので、

ざっくりと目星をつけていたトコロを中心に、

駅から徒歩5分圏内、大型駐車場を開放している市の施設から徒歩5分のエリアに範囲を絞って歩いてみると4件ほど空き物件が見つかります。

ここらへんはさすがのシャッター街ですね、ネットで出てこないのでおそらく不動産も介入していないのでしょう。

ふふふ、これだけの好立地にもかかわらず……

まぁ、不動産にも出していないというのはそもそもが誰かに貸すという選択肢を考えていないというワケなのですが。

後々に痛感するこの「課題」について、

歩き始めたわたしは、そこまで考えに至っていなかったので

「ふっふっふ、不動産や大手企業が介入していないで、こんな好立地で始められるのはツイているぞ……ライバルも少なく、街の景観を崩すような店もまだナイ……ふふふふ」

と足取りも軽く、おおよその家賃交渉と、物件それぞれの立地や周辺環境に頭を巡らせておりました(笑)

五十嵐さんの協力もあり、近隣のお店やご近所さんに空き物件の所有者について聞き出し、直接連絡をとるまではスムーズにいきました。

シノも驚いていたのですが、ホントに話す人みんな、いい人!!

もう少し、我々のような外からの人間には閉ざしているんじゃないか、と思っていました、ごめんなさい、内野の方々。

ただ、物件に関してはそう易易とはいきません。


物件感想文


 唯一ネットでも見ることの出来た駅前の物件は、新しく建った物件でかなりの広さがあるのですが、家賃もそれなりで、施工業者が指定という条件付き、飲食店も条件がなにやらありそうです。

諸々ありますが、施工指定というのは致命的です。

「好きな人と仕事をする」というのが、これから先において絶対条件のわたし。

今回わたしたちが開業するにあたり、五十嵐さんと仕事をしたいのです。

きっとこれから開業をして、私たち夫婦がそれぞれ胸に抱いている仕事に取り掛かった時に、自分ひとりでは到底出来ない仕事が待っています。

そういう時に取引や損得ではなくて、シンプルに一緒に仕事をしたい人がいるのは、ラッキーなコトだとわたしは思います。


 元々は精肉店だったらしい物件、広さは結構ありそうだけど、外から見た限りでも相当な老朽化が感じられます……ただ、裏口に回ってみると、ツタの緑が味わい深くて「ラピュタ感」があります……老朽化のドキドキとジブリ的ワクワクが交互にやってくる物件、いや、ドキドキ8:ワクワク2ぐらいか(笑)

コチラは、建物老朽化でいずれ立て直しを考えているので現時点で貸すコトはナイとのこと。まぁ、そうですよね。


 交差点角地に建つ元洋服店の物件、出会った物件の中では断トツに広い。そう、断トツに広い。もう、こういうのがローカルの醍醐味な気がする!!と、見た時はテンションが上がった、家賃も聞いてないのにね(笑) ②の物件に比べてスケルトンで結構キレイにしてあった。

ただこちらも老朽化により、何かあっても責任が取れないので貸していないとのこと。実際に建物が大丈夫か調べてオッケーだったらどうぞ、と言われたのだが、調べるとなるとかなり大掛かりになる可能性があるらしく、この物件に対するアプローチは「買う」という選択になるだろうねぇ、と………そ、そうか。。


 1階が和食屋さんの物件の2階で元お蕎麦屋さんだったとのこと。外観もどっしりしていてカッコよくて、広さも丁度いいサイズのスケルトン。ただ、2階……そして2階までの階段が急です。急death。。

所有者と電話ではなく直接話が出来た唯一の物件。階段問題なども話をしたりして、お互い決断をして具体的な話をするのに時間を取って考えるコトに。

しかしながら、後日連絡してみたところ先方の状況次第でそこの物件を使うかもしれないので、先方の抱えてる問題が決着するまで待って欲しいとのこと。

後々に色々と分かってくるのだけれど、まぁ、時間の掛かりそうな話でした。


その他で情報として五十嵐さんが物件所有者のお話を聞いてくれたのだけれど、既に我々と同じ業態の方に別の物件を貸しているので、あまりライバルとなるような方には貸すのはチョットねぇ……とのこと、確かに。ごもっともです。


 

と、意外と狭き門に感じさせてくれる街となった「内野散歩 前編」

後編は待望の、「突撃、隣の空家さん」になります(笑)!!!

 


つづきます

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2016 蔵出し秋のイタリア旅行紀 4

2日目のつづき②。ブラからアルバに移動します。

ブラよりも大きく、観光地としても有名で賑わっています。

ご存知の方も多いかもしれませんが、アルバは白トリュフの名産地であります。今年は出始めが遅いようです。殻つきのヘーゼルナッツや栗、ポルチーニ茸はいたるところに高く盛られています。

夜はアスティで料理修行中のオーナーの友人も交えての食事。

白トリュフづくし。鰹節のごとし。一度にこんなに白トリュフを味わえるなんて!とにかく堪能できました。ただもう少し時期が遅い方が香り高いかもしれません。

そしてトルタとザバイオーネ。

今までザバイオーネはクリーム色だと思っていました。お店の方いわく、北部は赤ワイン、中部は白ワイン、そして、南部はマルサラ酒を使うんだそうです。

楽しいおしゃべりと食事で夜はすぐふけていきます。そのあと彼はアスティの山奥までタクシーで帰られました。

2018年8月 ③


2018.8.16.

まずはどのような街であるかを知るために歩く。

ということでJR越後線:新潟~越後赤塚:という10駅を1駅づつ歩いてまわります。

一日使って、1駅歩いたり午前午後で駅を変えてみたりしながら、およそ二週間ちょっと使って歩きました。

新潟は車社会だから、と駅沿線での考え方もそこまで強くはありません。

実際電車に乗ってる人の割合は、学生と高齢者が多く見られます。

ただ、そんな電車内もなかなか良いですね。都内と違って、比較的賑やかです。

 

何度か車にも乗せてもらって、見たい街を見ました。

車で街を走るのも、街の見方ではあると思います。

動くスピードが違うので、当たり前ですが。

歩いて見る景色と、車で見る景色。行きやすさ。入りやすさ。

どちらにもそれぞれ、見える、見えないがありますね。

 

ただ、やはり商いとしてお酒とは離して考えられないので。

「車じゃなくても   来やすい」を選びます。

「もちろん車も   来やすい」を頭に入れながら。

駅の近辺にパーキングが必ずあるかというと、そう見えないトコロもあり。

店舗は駅近であっても、ほとんどが自店の専用駐車場を所有しています。

 


ナカヤマメモ

地方に来て意外と盲点になりやすいなと思った話、

家賃+駐車場料金のセットで考えていく場合、

街によって駅近物件は都内の家賃とさほど変わらなくなってきている様子(笑)


 

分かっていても、改めて考えると結構衝撃でしたので、メモです、メモメモ〆(._.)メモメモーーー

 

例えば、

「街の空気」「物件の善し悪し」の視点で見ると色々と街の中にも可能性が見えてきます。

ただ、

「車も」「電車も」(……その予算も)という視点で見て歩くとかなり限定されます。

そして、そこをクリアしている街には飲食店がいくつか集まっています。

 

二週間ほどかけて、各駅の沿線を歩いてみて出た答えが、

「内野」の街をもう少し深く歩いてみようではないか。ということに。

当初は「街の空気」だけで、内野の街が気になっていたのですが。

どうやら他の街を歩いてみて気がついた視点、

「車も」「電車も」をクリアしている数少ない街です。

 

ここから、およそ二週間かけて内野の街を聞き込み交渉を兼ねて歩いてまわります。


つづきます

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2016 蔵出し秋のイタリア旅行紀 3

2日目のつづき。前日にやっていなかったレストランにランチで突撃。

北の方は食前に軽い前菜がでるようです。今回はビエトラのフリッタータ。フリッタータといえばもう少しフワフワとしている印象でしたが、薄くてしっかりとしています。ビエトラたっぷりでまさにビエトラ焼。

グリッシーニは布ごしの手でガシッと掴んでテーブルにどさーと置いてくれます。みんなエレガントかつ大胆だなぁと感心。

「これはどうやって食べますか?」「お好きに!」ということで、パンに塗って食べたり、組み合わせもいろいろ。瓶の中は塩気の強いアンチョビが入っています。この地域はパプリカが多くとれる地域だそうで、お店によっては、バーニャカウダは火を通したパプリカの上にバーニャカウダソースをかけるんだとか。

鍋ごと持ってきて、テーブルで盛り付けてくれます。割と豪快に。そしてチーズを好きなだけすりおろしてもらえます。イタリアでは、パスタは量が多いから敬遠しがちだったのですが(本当は食べたいけれど、お腹がそれを許さない)、詰め物のパスタには目が無い自分。しかもこの旅は量も程よく、食事が進みます。

仔牛のほほ肉のネッビオーロ煮込み。その土地で作られるワインを使う料理も多いので同じ煮込みでもいろいろ楽しめます。付け合せはインゲンとお芋が多かったなぁ。そういうのも素朴で美味しいです。

食事を楽しみすぎて電車の時間がギリギリになってしまい、急いで席を立つとカメリエーレの男性が自ら握手をしてくれました。旅先の初めて入ったレストランでの出来事に私はとても感激して、また必ずブラに来てこのレストランに行くのだと誓ったのでした。

その後はホテルまで激走して、スーツケース転がして、さらに激走。いい思い出です。

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