2016 蔵出し秋のイタリア旅行紀 8

リヴォルノで私がしたいもうひとつのこと。

それはカッチュッコを食べることです。

こちらがリヴォルノ風カッチュッコ。魚介を赤ワインで煮る漁師料理です。cacciucco alla livornese というスペルですが、cの数以上の魚介を入れる決まりです。つまり、5種類以上、そうしないとカッチュッコとは呼べないのだ!

それだけの魚介のお出汁と赤ワインが溶け込んで、美味しくない筈がない。

写真では魅力が半分も伝わらないのが悔しいですが、シンプルでとても濃厚なスープたっぷりです。具より出汁の料理だと思います。私には少々濃ゆすぎるくらいでした。しかも下にパンが敷き詰められており、さらに迫力満点、出汁が染み込んだパンがまた格別なのです。2人でシェアしたいサイズ。

そして、もうひとつの感激したこと。

それは生のスカンピを食べられたこと。メニューになかったのですが、大の海老好きオーナーにかかれば「スカンピありますか?」「ありますよ。いくつにします?」みたいな感じで、軽々オーダー。日本ではスカンピは冷凍が多いので、生のものを扱えるチャンスも少ないんです。味噌までしっかりいただきました。

ごちそうさまでした。

それにしても港町はだいたいバッカラの匂いがします。バッカラは干しダラのことです。そして、夜はちょっと気をつけた方が良さそうですね。

私はどちらかと言えば山派かなぁ。みなさんは何派でしょうか?

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

© 2018 nabaita