2016 蔵出し秋のイタリア旅行紀 10

ボルゲリでの夕食。ホテルから灯りひとつない真っ暗な道をタクシーで15分ほど。

門をくぐると急に小さな広場が現れました。いくつものレストランと土産物屋がぎゅっと集まっています。もう日が落ちているから、閉まっているところも多いけれど、それでもそこだけ明るくて活気があるんです。

そこはエノテカ。少量ずついろいろなワインが飲める、楽しい場所。

お会計の時にタクシーをお願いしました。待てども待てども呼ばれない。うーむ。もう来てるのかなぁ。念のため、先程の方に確認すると、「あっ、わすれてたっ!」と店の奥に。聞いてみてよかったーっとほっとしていると、店のマダムが近づいてきて、車のキー片手に「私が送っていくわ。」「ほんとにっ?」

ホテルまで送ってくれました。旅先ではみんな優しくて、それもまた行きたくなる理由でしょうか。

このお店でも日本人が働いていたそうです。知ってる?って聞かれたけど、そうそうわからないよね。

郊外でも地場産業があって、外からも人が来て、賑わいが作れることはすごく魅力的だなぁと思います。そういう意味でもボルゲリはとても印象的なところでした。

2016 蔵出し秋のイタリア旅行紀 9

5日目、今日はリボルノからマリーナディビッボーナに向かいます。

こちらはチェーチナの駅です。手書きのような駅名がかわいい。マリーナディビッボーナへはチェーチナからタクシーで。

宿泊したホテルのプール。後から知ったのですが、このあたりはリゾート地でした。バカンスの時は非常に賑わっていたことでしょう。今は9月の終わり、すでにプールの水も抜かれ、閑散としています。だだっぴろいホテルに宿泊客は私たちのみ!この中庭もひとりじめです。

どこに行ってもゆったりと過ごせます。そういえば、入口からホテルの玄関までの道のりが長ーくてみえない、そんなホテルもありました。

マリーナディビッボーナはボルゲリに近いのです。トスカーナ州ボルゲリはワインの有名どころで、スーパータスカンの聖地とか言われています。国際的に有名な高級イタリアワインを生み出しました。

ちなみに下の写真は、ホテルから借りた自転車(お客さんがいないから無料で貸してくれた)でエッチラホッチラ、坂道あり、下りありでたどり着いたボルゲリ駅です。(オーナーがどうしても行きたかった場所)

10年ぶりのサドルに乗ったお尻は自転車非対応になっていました!!!

2016 蔵出し秋のイタリア旅行紀 8

リヴォルノで私がしたいもうひとつのこと。

それはカッチュッコを食べることです。

こちらがリヴォルノ風カッチュッコ。魚介を赤ワインで煮る漁師料理です。cacciucco alla livornese というスペルですが、cの数以上の魚介を入れる決まりです。つまり、5種類以上、そうしないとカッチュッコとは呼べないのだ!

それだけの魚介のお出汁と赤ワインが溶け込んで、美味しくない筈がない。

写真では魅力が半分も伝わらないのが悔しいですが、シンプルでとても濃厚なスープたっぷりです。具より出汁の料理だと思います。私には少々濃ゆすぎるくらいでした。しかも下にパンが敷き詰められており、さらに迫力満点、出汁が染み込んだパンがまた格別なのです。2人でシェアしたいサイズ。

そして、もうひとつの感激したこと。

それは生のスカンピを食べられたこと。メニューになかったのですが、大の海老好きオーナーにかかれば「スカンピありますか?」「ありますよ。いくつにします?」みたいな感じで、軽々オーダー。日本ではスカンピは冷凍が多いので、生のものを扱えるチャンスも少ないんです。味噌までしっかりいただきました。

ごちそうさまでした。

それにしても港町はだいたいバッカラの匂いがします。バッカラは干しダラのことです。そして、夜はちょっと気をつけた方が良さそうですね。

私はどちらかと言えば山派かなぁ。みなさんは何派でしょうか?

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

2016 蔵出し秋のイタリア旅行紀 6

3日目、ジェノバに到着しました。体調もいくらか回復して町を散策します。ジェノバって大きくって一日では到底まわりきれないし、車通りも激しくて、なんとなくごみごみしている街。

印象に残っているのはprofumo di rosa というジェラート屋さん。チャキチャキした女性が一人でやっていて、地元のおじいちゃんとか子供が来てジェラートを食べたり、話したりしています。とってもフレンドリーだし、オリジナルの味もあって楽しいところ。店名の通り、ローズフレーバーも!

肝心の店主さんは写っていませんでした。あしからず。。

ジェノバといえば、コロンブスの家。写真を撮ってはやめに退散。小さい蚤の市もやっていました。

夕方の港付近はライトアップされて、賑わっていました。確か、この2、3日はイベントがあって、ホテル代がいつもの倍でした涙。需要と供給の関係ってやつですね。

夜は事前に地元の人に教えてもらったトラットリアへ。店内は混みあっていて、なんとか席に案内してもらいました。黒板に書いてあるメニューはところどころかすれて見えないし、方言がけっこう使われていて難解です。執念と勘でなんとか答えを導きだすしかない。体調が万全ならば、ジェノベーゼペーストやクルミソースのパスタを食べたかったのだけど、控えめにイカの煮込み(今考えるととっても消化がよくない。ただ食べたかっただけだったかな?)をオーダー。そうしたら、なんと売り切れ!さぁ、困りました。なかなか決められない私。真横で注文を待つお兄ちゃん。

「この地域の伝統的な料理を食べたいんです。」「んじゃ、これかこれかこれ。」選択肢を3つも与えられて、また迷う。やけくそぎみにえいっと頼んだのはカンパチのジェノバ風なる料理です。

ツルッとした舌触りのカンパチとじゃがいも、トマト、オリーブ、松の実の軽い煮込みのような感じでした。とても優しい味わいで今の私にぴったりで、非常に感動。

すごく混んできてしまって入り口に人だかりができ、強そうなおばちゃん店員になぜか急かされてお店を後にする。

ホテルに帰ると猫のお出迎えで癒されました。素っ気ないのがまたかわいい。

2016 蔵出し秋のイタリア旅行紀 5

朝、目が覚めると不調な自分に気づく。体がだるい、お腹がムカムカして気持ちが悪い。食欲が無いので、朝食も楽しめない。

それでも何故か頼んでしまったカプチーノを無理矢理胃袋に流し込む。ずっと横になって寝ていたいのだけど、次の予定があるのでもう行かなくちゃ。ジェノバに行かなくちゃ。

アルバからアスティまでプルマン(長距離バス)。山あり谷あり急カーブあり。憧れのバルバレスコやネイヴェのブドウ畑をちらりと横目でやりすごし、少しでも早く到着することを願う。

魔の三日目。急においしいものを入れすぎて、胃がびっくりしないように、この日以来、本当に注意している。(できる範囲で。)

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