謎多き、胡蝶蘭

最近のマイブーム、胡蝶蘭です。

昨日までの胡蝶蘭はこちら。

花が落ちてきたら、最後まで残しておかないで切ったほうがいいと園芸店のおじさまにご指導いただいたのです。残った花は切り花として飾るとして、勇気を持ってじょきりと切り落としました。

胡蝶蘭の花は支える支柱がないとだらんと垂れ下がってしまうそうです。なぜなら、もともと熱帯地帯のジャングルの木の幹などに根を絡ませてぶら下がっている植物だから。それを知ったときの衝撃といったら。土に埋まっているものだとばかり思っていましたから。贈答用が多いですので、花を咲かせる時期も本来とはずれているんだとか。

根もなかなか存在感があって初めて見たときはぎょっとしました。根だとは思わなかった。恐ろしかったです、正直。

どうしてお祝い事に胡蝶蘭を贈るようになったのだろう。

そんなことはさておき、来年も咲かせられるように植え替えをする予定です。今となっては、なるべく胡蝶蘭に優しくしてあげたい。

今は、素焼き鉢4号の入荷まち。はやく植え替えたくてうずうずとしています。

今日この頃

お世話になっている方からナツハゼをいただきました。木が伸びやかに広がっていると気持ちがいいです。

昨日は、少し心にさざ波がたつことがあったのですが、ナツハゼを見て心を落ち着かせたいです。

菩薩のような穏やかな心が欲しい、と思う今日この頃であります。

 

ショートパスタ

今回オレッキエッテを作ろうと思ったのは、ひとえに、南イタリアのショートパスタを食べる機会が多くなったからです。シェフがパッケリやジータタリアータなどのパスタをよく使っています。

ショートパスタは敬遠されがちですが、見た目にも楽しめるし、一度食べてみるとヤミツキになる美味しさなのです!

そして、今まで中部、北イタリアに興味があった私もじわじわと影響を受けているところです。

もしメニューにあったら是非ご注文ください。いつもと違うものを食べたり、チャレンジできるお店にナバイタはなりたい……と思ったりもするのです。

 

オレッキエッテ

イタリアのかかとに位置するプーリア州。プーリアと言えば、な、パスタ、オレッキエッテ(小さな耳という意味です。)を作りました。

セモリナ粉と水で作った生地を細長く伸ばして粒状に切り、ナイフなどで手前に引きずりながら伸ばすと、帽子のような形になるとともに生地の表面がザラザラになってソースがよくからむのです。

オレッキエッテがいつどのように誕生したかは諸説あるようですが、有名なのはフランスがルーツはというものらしい。

私のオレッキエッテの思いでと言えば、プーリアのバーリという町から一泊でマテーラという世界遺産の町に行った時に食べた「カッチカチのオレッキエッテのオーブン焼き」。

笑えるくらい硬かった記憶があります。それでもレストランのカメリエーラはとっても親切だったし、足元に猫がウロウロして可愛らしく、真夏のうだるような暑さをも思い出させる一品なのです。

 

花を愛でる

オープンして3週間が経とうとしています。お店をやっているという実感も持てるようになってきました。

近頃は頂いた胡蝶蘭やアンスリウム、オリーブの木、フォーミディブル、グズマニア、そして未だに名の知れぬ木、そして多肉植物のお世話を楽しんでいます。

みんな乾燥にも強く、暑さにも負けず、なんとも可愛らしく思えるのです。土が乾いたら水をたっぷりとやり、空気が乾燥していれば水のミストをシュッと。日中は屋外に出して日光をあててやる。

毎日植物と会話するような感覚。

初めての新潟の春。道を歩けば色とりどりの華やかな花達が咲き誇っているので、味わいながら進むと時間があっという間に過ぎていきます。

厳しい冬を耐え抜き、春、初夏の訪れを存分に味わい尽くしているようですね。

夏もすぐそこ。暑さを吹き飛ばす料理を考え中です!

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