2016 蔵出し秋のイタリア旅行紀 8

リヴォルノで私がしたいもうひとつのこと。

それはカッチュッコを食べることです。

こちらがリヴォルノ風カッチュッコ。魚介を赤ワインで煮る漁師料理です。cacciucco alla livornese というスペルですが、cの数以上の魚介を入れる決まりです。つまり、5種類以上、そうしないとカッチュッコとは呼べないのだ!

それだけの魚介のお出汁と赤ワインが溶け込んで、美味しくない筈がない。

写真では魅力が半分も伝わらないのが悔しいですが、シンプルでとても濃厚なスープたっぷりです。具より出汁の料理だと思います。私には少々濃ゆすぎるくらいでした。しかも下にパンが敷き詰められており、さらに迫力満点、出汁が染み込んだパンがまた格別なのです。2人でシェアしたいサイズ。

そして、もうひとつの感激したこと。

それは生のスカンピを食べられたこと。メニューになかったのですが、大の海老好きオーナーにかかれば「スカンピありますか?」「ありますよ。いくつにします?」みたいな感じで、軽々オーダー。日本ではスカンピは冷凍が多いので、生のものを扱えるチャンスも少ないんです。味噌までしっかりいただきました。

ごちそうさまでした。

それにしても港町はだいたいバッカラの匂いがします。バッカラは干しダラのことです。そして、夜はちょっと気をつけた方が良さそうですね。

私はどちらかと言えば山派かなぁ。みなさんは何派でしょうか?

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

2016 蔵出し秋のイタリア旅行記 7

4日目、リヴォルノに向かいます。ジェノバから海沿いをぴょいっと南下したところにある港町です。

リヴォルノはトスカーナ州にありますが、木々は南国を感じさせる。ジェノバも同じような雰囲気を感じたので港町とはそういうものなのかも?静かな町をてくてく歩いてホテルに向かいます。だいたい15分くらい歩いたところに広場が現れました。

その一角にホテルを発見!蔦に覆われてカッコいい。

今回わたしはリヴォルノで要塞を見たかったのです!

町を見渡しながら歩きます。

ヌオーヴォ要塞とヴェッキア要塞です。なかなか素敵でしょう?

要塞はヴェネツィアを模した運河に囲まれ、港を見下ろすことができる造りになっています。住宅地区は通りが入り組んでいて、外部からの攻撃に強い仕組みが作られているんです。商人の貿易活動や信仰の自由を助ける法律もあったことから、多くの人がこの港を訪れ、多国籍都市として、地中海全体でも主要な港町となる時代もありました。その後は、貿易を禁止されてしまい、経済が衰えていったようです。

そんな時代背景から、今でもリヴォルノ人はどんな人も受け入れる文化が根付いているんだそうですよ。

そうそう。リヴォルノではもうひとつ、どうしても果たしたい目的があったんですねぇ。

今日はこの辺で。

2016 蔵出し秋のイタリア旅行紀 6

3日目、ジェノバに到着しました。体調もいくらか回復して町を散策します。ジェノバって大きくって一日では到底まわりきれないし、車通りも激しくて、なんとなくごみごみしている街。

印象に残っているのはprofumo di rosa というジェラート屋さん。チャキチャキした女性が一人でやっていて、地元のおじいちゃんとか子供が来てジェラートを食べたり、話したりしています。とってもフレンドリーだし、オリジナルの味もあって楽しいところ。店名の通り、ローズフレーバーも!

肝心の店主さんは写っていませんでした。あしからず。。

ジェノバといえば、コロンブスの家。写真を撮ってはやめに退散。小さい蚤の市もやっていました。

夕方の港付近はライトアップされて、賑わっていました。確か、この2、3日はイベントがあって、ホテル代がいつもの倍でした涙。需要と供給の関係ってやつですね。

夜は事前に地元の人に教えてもらったトラットリアへ。店内は混みあっていて、なんとか席に案内してもらいました。黒板に書いてあるメニューはところどころかすれて見えないし、方言がけっこう使われていて難解です。執念と勘でなんとか答えを導きだすしかない。体調が万全ならば、ジェノベーゼペーストやクルミソースのパスタを食べたかったのだけど、控えめにイカの煮込み(今考えるととっても消化がよくない。ただ食べたかっただけだったかな?)をオーダー。そうしたら、なんと売り切れ!さぁ、困りました。なかなか決められない私。真横で注文を待つお兄ちゃん。

「この地域の伝統的な料理を食べたいんです。」「んじゃ、これかこれかこれ。」選択肢を3つも与えられて、また迷う。やけくそぎみにえいっと頼んだのはカンパチのジェノバ風なる料理です。

ツルッとした舌触りのカンパチとじゃがいも、トマト、オリーブ、松の実の軽い煮込みのような感じでした。とても優しい味わいで今の私にぴったりで、非常に感動。

すごく混んできてしまって入り口に人だかりができ、強そうなおばちゃん店員になぜか急かされてお店を後にする。

ホテルに帰ると猫のお出迎えで癒されました。素っ気ないのがまたかわいい。

2016 蔵出し秋のイタリア旅行紀 5

朝、目が覚めると不調な自分に気づく。体がだるい、お腹がムカムカして気持ちが悪い。食欲が無いので、朝食も楽しめない。

それでも何故か頼んでしまったカプチーノを無理矢理胃袋に流し込む。ずっと横になって寝ていたいのだけど、次の予定があるのでもう行かなくちゃ。ジェノバに行かなくちゃ。

アルバからアスティまでプルマン(長距離バス)。山あり谷あり急カーブあり。憧れのバルバレスコやネイヴェのブドウ畑をちらりと横目でやりすごし、少しでも早く到着することを願う。

魔の三日目。急においしいものを入れすぎて、胃がびっくりしないように、この日以来、本当に注意している。(できる範囲で。)

2016 蔵出し秋のイタリア旅行紀 4

2日目のつづき②。ブラからアルバに移動します。

ブラよりも大きく、観光地としても有名で賑わっています。

ご存知の方も多いかもしれませんが、アルバは白トリュフの名産地であります。今年は出始めが遅いようです。殻つきのヘーゼルナッツや栗、ポルチーニ茸はいたるところに高く盛られています。

夜はアスティで料理修行中のオーナーの友人も交えての食事。

白トリュフづくし。鰹節のごとし。一度にこんなに白トリュフを味わえるなんて!とにかく堪能できました。ただもう少し時期が遅い方が香り高いかもしれません。

そしてトルタとザバイオーネ。

今までザバイオーネはクリーム色だと思っていました。お店の方いわく、北部は赤ワイン、中部は白ワイン、そして、南部はマルサラ酒を使うんだそうです。

楽しいおしゃべりと食事で夜はすぐふけていきます。そのあと彼はアスティの山奥までタクシーで帰られました。

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