2019年3月 ③


2019.3.21.

最近、色々な業者の方と打ち合わせをするのに現場に来てもらっております。

人それぞれの、リアクションで面白いですね。

少年の気持ちで、興味津津に質問してくれる方もいたり、

「え、コレホントにやってんの……」
と、やんわり引き気味の(驚いてくれている)方もいたり、

現場を見せると、コチラのスタンスも伝わるので、
現場打ち合わせもやってみると良いモンだなぁと
感じる今日この頃。

 

細かい箇所は残っていますが、
石膏ボードも大方張り終えて、パテ埋めも順調に進んでいっております。

パテ埋め、というのは
石膏で出来ている粉を水と混ぜ合わせて、ペースト状にしたもの
(パテ、と呼ばれるヤツです)
コイツを石膏ボードの継ぎ目や、張り付け用にビスを打った箇所に
塗り込み、デコボコを埋め合わせて、
乾燥したらヤスリをかけて平らにする作業です。

デコボコが少しでもあると、クロスを張ってペイントした時に
顕著にあらわれてきます。

実際に、数箇所ペイントした場所では
顕著にあらわれていました(笑)

地味な作業ですが、仕上がりへの影響が大きいので
黙々とやりすすめます。

 

逆サイドからの景色、
壁や天井の白い部分が、パテ埋めしたトコロ。

先ほどの写真は店の奥から正面に向かって撮影したモノですが、
コチラは入口側から店の奥を見るような景色です。

奥は元々ガレージ(外ですね)だったトコロを店舗として作ったので、
地形の関係で、店内で90cmの段差があるという
ちょっと変わった作りも、面白いです。

よく見ると、この段差の部分に、階段がつきましたーー

 

近くから。
今までは前の居酒屋さんが残していったビールケースをひとつ、
階段替わりに段差の前に置いて上り下りしていたのですが、
実際に階段が出来ると、なんと快適なコトか!!!!

厨房内も段差が続いているので、階段がワイドな感じになってます。

ちょっとしたコトですが、
厨房内から客席へ向かう時に、少しでも段差が少なく済むように
五十嵐さんが、厨房と客席の床の高さを調節して作られています。

う~ん、階段ひとつでも、奥が深いーー。

 

吹き抜け部分の床も、外し始めています。

正直、見てるだけでも怖い……

同じぐらいの高さのハシゴの上にいると、そうでもないんですが、
下から見上げると、

「うぉ、高いな……」

とビビります。

しかし、床板を外した吹き抜けの天井を見上げると、

「ふふふ、イイじゃん」

と微笑んでいたりして(笑)

 

いよいよお店っぽくなってきました。

 

 

 

 

 


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2019年3月 ②


2019.3.14.

 

3月も半ばですが、雪、まだ降ってますね(笑)

 

先月末に、なんとか出来てる風(?)の写真を提出出来る所まで漕ぎつけた我々nabaita。
頑張った甲斐あって、無事に助成金が決裁されました。

実際のトコロ、どんな感じか、と言うと……

 

キッチンの外側、店舗部分は
まだまだこれから。

やっと内装工事に入るトコロです。

 

天井、壁部分に、
断熱材を入れて、シートを張っていきます。

 

吹き抜け部分の床板(一部店舗天井)も剥がし始めていきます。

 

 

なんとか、シートが張れたので、これから石膏ボードを付けていきます。

 

天井にはスピーカーを付けるので、穴を開けておきます。

壁部分も、大分石膏ボードが張れてきました。
中からダダ漏れだった音が、
石膏ボードを張ると、ほとんど聞こえなくなりました。

そして心なしか、あったかい!!

 

石膏ボードを張ったトコロは、

パテ埋め→
サンダー(やすり)→
クロス張り→
シーラー→
ポーターズペイント

で、仕上がりです。

 

あまりの眠さからか、報告書のような感じになってしまいましたが、あともう少しのトコロまで来ていると思います~

 


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2019年3月 ①


2019.3.7.

 

わらういきもの
/  松坂崇久  近藤雄生

 

笑顔は、言葉が伝わらなくてもとれるコミュニケーションなのかもしれない。
それは、人間にとってシンプルでとても大切なような気がする。

今月の一冊は、人間以外の笑顔の写真集「わらういきもの」

「わらういきもの」

人間以外となると、
ちょっとこわい、不気味なトコロもありますよね(笑)ふふふ。

写真集というよりも、図鑑の要素が強いこの一冊には、
笑顔の動物たちのナイスショットの下に生態の説明文がちょっと入っています。

たしかに、わらういきものの写真だけが続いていくのは不気味この上ないです。

説明してほしい。

不安を取り除いてほしい。

 

と、思い説明文を読んでみると

「この笑顔で獰猛」
「ピエロのような不気味さ」
「この笑顔を見たら絶対に近づかないこと」

的なコトが書いてありました。

 

 

全く不気味さが拭えない。

もう、不気味って書いてあるし。。。

 

 

チラっ

 

全部が全部、不気味という訳ではありません。
なかには愛くるしい笑顔の動物もたくさん出てきます。

ただ、近づいてはならない、

危険だ、

というだけなんです。

 

写真集で眺めるコトが、

絶妙な距離で楽しめのでしょうか(笑)

人間も、やたら笑顔で近づいて来る相手には
時には、注意が必要ですもんね。

 

ちょっと不気味で、
なんだか癒される、

わらういきものたち

面白かったです。

 


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2019年2月 ④


2019.2.28.

2月末日。

nabaitaにとっては、重要なポイントとなっておりました。

融資と並行して、助成金の申請もしていたのですが
ざっくり言うと平成30年度の助成金の決裁条件が、

「平成31年2月28日までに営業を開始していること」

なのです。

必要な提出書類として、

開業届
営業許可書
工事前→工事中→工事後 の写真

も含まれております。

 

 

 

2月14~16日らへん、残り二週間ではこんな感じです。
厨房の天井を作り、塗装をして、
キッチンパネルを壁面に張りました。

だいぶ、出来てきてる感はありますが……

俗に言う、
「全然、間に合っていない」
助成金締切前のそんな状況ですね(笑)

 

まずは営業許可をクリアしなくてはなりませんので、
無謀にも保健所の立ち会い審査を一週間後の21日に、予約しました。

営業許可に必要なチェック項目を何度も確認して、
まずは保健所の許可を取るコトだけに照準を絞ります。

今回わたしたちのケースにおける
主な項目は、

・手洗い場の設置
・お湯が出るか
・厨房と客席が区切られているか
・シンクは図面通りに設置されているか
・トイレと前室(洗面所)に扉がついているか
・食器棚に扉がついているか
・厨房、トイレ、前室が図面通りに完成しているか

でした。

念のための確認を三回ぐらいしました

「内装は出来てなくても大丈夫なのか?」
「電気設備は出来てなくても大丈夫なのか?」

というコト。

心の中では、
「むしろ、チェック項目以外は全く完成してなくても大丈夫?」
「入口とか階段とか無いけど……大丈夫?」

色々と確認したいコトがあったのですが、
敢えて聞くことはしませんでした。

 

「ダメです」
と、その時点で言われてしまっても間に合いませんからね
ふふふふふ……

 

床を仕上げて、なんとか厨房機器の搬入を済ませ、食器棚用に吊り棚を作ります。

2月18日に厨房機器が搬入、一気にお店感が増しましたね~
換気扇ダクトのフードは前のお店のモノを付けました。

ここから、残り三日でトイレ、前室を仕上げて
保健所の審査に挑みます。

※写真の食器棚の扉は検査当日の朝に付けました(笑)

かなり無謀…タイトなスケジュールでの夜中まで作業を付き合ってくれた五十嵐さん、本当にありがとうございますー!!

 

 

そして2月21日
検査当日。

わたしたちの怒涛の二週間の成果を
検査すること時間にしておよそ3分。

 

無事に営業許可がおりました。

 

正直、本当に審査が通るとは思っていませんでしたので

一同、ビビりました(笑)

 

 

そうなったら、あとは助成金の申請資料に向けてやれるだけやる。
ということに。

 

 

なんと言っても、

ざっくり言うと平成30年度の助成金の決裁条件が、

「平成31年2月28日までに営業を開始していること」

なのです。

 

 

ですが、ココは正直に担当の方に話をしてみます。

あえて正直に話す方向で、コチラは勝負に出ます。

「店舗工事は完成していない、けど、営業許可は取得したので、営業は始めました」

 

一体何を言ってるんだ?

という感じでしたが、
「平成31年2月28日までに営業を開始している」という、
わたしの営業プラン(この上ない屁理屈だったのですが)を聞いていただき、

「……工事がまだなので大抵の方は辞退されるケースだと思いますけど……うーん、とりあえず、それで決裁が出せるかやってみるので完成しているところの写真データを提出してください。」

というトコロまで漕ぎつけました。

この時点で猶予はあと2日。

出来るだけ、完成してる箇所の写真をより良い状態で撮れる為に尽くします。

合間に、税務署に開業届も申請しにいきます。

 

通常発行に1ヶ月かかる営業許可書も、
ワケを話したら、
6日で発行してくれました。

 

さらりと書きましたが、

一ヶ月→6日って……

 

色々思うトコロもありますが、

とにかく、ありがとう

 

ということですね、
なにからなにまで、保健所の方には
感謝しかありません。

 

 

そして、提出写真(完成したver.)がコチラ。

 

 

model:naoki ikarashi & shino nakayama

 

いいですねぇ。

完成してますねぇ。

雰囲気、ありますねぇ。

むしろ、雰囲気、ちょっと強すぎますねぇ(笑)

実際はこの最後の写真の床を抜いて吹き抜けにする予定なので
席なんて作れないんですが……

逆に、今席を作れるのがココしかありませんでしたね……
なんだか色々と楽しかったです(笑)

 

お店づくりの中でも結構大事な部分をさらりと書いてしまいましたが、
かなり濃厚な2月となりました。
最近は、なかなか詳しく書く余裕が取れていないので、
また機会を見て書けたらいいな、と思っています。

果たして、
助成金は、決裁されるのか?

一体いつお店が出来るのか?

 

もれなくドキドキが、
ついてきたまま、

3月になろうとしています。

 


つづきます

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2019年2月 ③


2019.2.21.

2階の作業をしていると、

階下から響き聴こえてくる、
異様な音。

恐る恐る覗き見ると

 

わたしたちは、2階に取り残されてしまったのでした。。

 

恐怖で震えるわたしたちの声も入っておりますが(笑)

 

無事に(?)、見事階段が撤去です。

ふふふふ。

 

長いハシゴをかけてもらいました。

2019年ハシゴライフ、スタートです。

ハシゴを降りて1階の部分の話ですね。

 

水道設備も入って、

配管やグリーストラップもつけてもらいました。

 

設備屋屈指のナイスガイ、Y宮さんの手により
厨房機器設置予定の箇所に配管がニョキニョキ生えてきます。

色が違うトコロは、洗浄機用。
熱湯が行き交う部分は、茶色の強い配管が通っているんですって
(おぉー、なるほどーー)

 

 

ここに、床を作るため、
ネダと呼ばれる基礎を組んでいきます。

店舗部分も同様に、
ネダを組んで断熱材、床板を入れていきます。

こんな感じ。
厨房部分のような配管は出ていないので、
フラットに床板をカットして張っていきます。

五十嵐さんは簡単そうにやっていましたが、
床板も、結構な重さなので大変ですね。

そして、厨房部分では配管の箇所に穴を開けなくてはいけません。

一枚の床板に穴が二箇所あったりすると、
ピッタリ、それぞれの穴にはまらないと板が入らない……

全てにおいてですが、

最初の少しのズレが後々大きな歪みになって、自分に襲いかかってきます。

日々襲われながらですが、なんとかやってます。

ふふふ。

 

 

 

 


つづきます

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