2019年2月 ②


2019.2.14.

あっという間に2月も半分。
新潟に来てもう7ヶ月が経ちましたね。

この物件と出会ったのは、半年前でした。

全く想像もしていない半年後の、今日この頃。
ふふふ。

無事に2階吹き抜けの天板がつきました。
今日はそこからのアレコレです。

吹き抜けにする2階を終えないコトには、
1階店舗も進められないトコロがあるので、
とにかく、やるのみ。

天井が付いたら、壁です。
石膏ボードを打ち付けていきます。

写真では大分ついてきたトコロ。

 

相変わらず、梁表しに苦戦。
上部の三角のトコロのカットが苦戦。

ココで重要なのが、胴縁ですね。
わたしたちが付けた胴縁の位置に石膏ボードをビスで打ち付けるのです。

ボード越しには胴縁は見えませんので、
しっかりと胴縁が規定の位置に付いていないと、
ビスを打っても、ボードがつきません。

 

 

………ハイ、非常に困難を極めました……
出来れば他の何かを、極めたかったのですがね(笑)
規定の位置に、胴縁、なかなかいませんね~

胴縁、不在がちですが根気よく探して打ち込みます。

簡単な作業など、ありませんね。

キャットウォークと出入り口をつける為、
既存の壁を壊して隣の事務所予定の部屋(現在憩いの場)
と繋げました。

壁がなくなるのって、快感。。

取り付けた石膏ボードの境界部分や、
ビスを打っトコロを平らにする為、
パテ埋めという作業をします。

塗装をした時に、凸凹があると浮き出てくるようです。

壁の凸凹もそうなのですが、

……天井のツギハギ感も、気になるよねぇ……

「手作り感」と言うには、ちょっと荒く見えるなぁ
……天井落ちてきそうに見えるモンなぁ……
……ブツブツ……

 

と、いうことで余った天板の端材を集めて、
ツギハギを更に追加しました。
ツギハギを隠すなら、ツギハギの中に……でしょう!!

正直、良かったのかどうか半信半疑でしたが、
色を塗って仕上がりを見てから考えるコトにしました。

塗装前に梁や柱に塗料がつかないように養生をして
しっかりパテが乾いたら、
サンダー(ヤスリですね)でパテの凹凸を平らにします。

 

天井、塗装はこんな感じになりました!!

段々と「この塗装、意外と馴染んでくるな」
という感じになってきて、

追加したツギハギも、良い感じに見えてきました

ふふふふ。

天井の次は壁です。

塗装をする為に、クロスを張ります。

おぉーなんか、一気にいい感じ!!

ちなみに普通の塗装ではクロスまで張らないそうです。

塗装では、色を入れる前にシーラーと呼ばれる白い塗料を塗ります。
シーラーを塗るとクロスの上に色がキレイにのるとのことです。

白いクロスに、白いシーラーです。

 

 

「アレ、ココ塗ったっけ?」

心配で、もう一回……塗ったりしてみたり(笑)

いよいよ塗装です。

もう、脚立一個じゃ満足出来ないカラダになってきました(笑)

今回nabaitaの塗装のほとんどが

「ポーターズペイント」

という塗装になります。

 

ざっくり言うと、
基本塗装のようなローラーできっちり塗るのではなく、
刷毛で色々な方向に塗り進めて、刷毛の質感を活かす塗装のようです。

塗り方も、特殊なので講習を受けた人にしか塗料の販売はしていないとかナントカ……

今回は五十嵐さんが講習を受けているというので、
レクチャーをうけてわたしたちが塗っていきます。

光の当たり方で、動きや奥行が感じられる塗装……

「なんだかイイ感じ」

なヤツです(笑)

話を聞くと、
きちんとストーリーがあって細やかな塗装なのですが、
その辺の話は置いておいて、
この
「なんだかイイ感じ」
というのが、ポーターズペイントの最大の魅力でしょう。

 

二度塗りをして完成です。

イイ!!
すごくイイ!!

と、日に日に思えてきます。

Roussillon(ルシヨン)という名前の色です。
ヨーロッパの美しい小さな村の名前が付いたこの色は、

イタリアのダサ落ち着く
(※ちょっとダサいけど、落ち着く。の略。はじめて使いました)

ちょうどイイ感じもして、

The 日本の飲食店っぽくなくて、気に入っています。

 

いよいよ、次回から1階店舗について
まだまだやること、たくさんあるーー!!


つづきます

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2019年2月 ①


2019.2.7.

築地魚河岸ブルース /  沼田 学

 

昨年終わりを告げた、築地市場。

魚市場なのに一切魚の写真が出てこない、
働くおっさん市場をおさめた

渋カッコイイオヤジの聖地、
「築地魚河岸ブルース」
が今月の一冊。

これは築地で働いていたオヤジたちのアルバムなのだろう。

 

だんだんと、オヤジになってきている自分に、

「オヤジってカッコイイだろ?坊主。」

と、語りかけてくる写真集ですね。

ファッション誌には登場してこない、

極上の、オヤジたち。

カッコいいオヤジは、
自分に似合った格好を分かっている。

眺めて思うのは、
自分はまだまだ小僧だなぁ(笑)
ということ。

チラっ

 

大体、こんな感じの写真が続きます(笑)

 

一体誰が買うんだろう……

そんなことをまたしても思ってしまったので、
先ほどインターネットでレビューをチェックしました。

 

「年寄りの絵を書くのが好きで、参考になった」

 

そうですか(笑)

 

色々、需要あるもんですね。

 

 

ただ自分は買って眺めてみた感想は、

「カッコイイモンを、買ったなぁ」

でした。

写真集なので、言葉はほとんど載ってないですが、
意外と思うトコロがあったりするもんです。

なにやらゴタゴタしていた印象もありましたけど

築地から豊洲へ、
場所は変わっても、
働く人は変わらないのです。

場所を作るのは、人。

豊洲もオヤジたちに任せておけば、
市場の粋は、心配いらないでしょう。

 

 


つづきます

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2019年1月 ⑤


2019.1.31.

夜になると、雪が降ります。

朝起きるとそこそこ天気も良い日が多くて、
ふと路面を見ると雪が積もっていたり、
そんな積もらなかったり……
夜の雪事情を起きて知る、そんな1週間です。

工事作業も少しずつ、カタチになっております。

柱も、随分立ってきました。

 

店舗、厨房部分の際にも柱が入ってきて、イメージの輪郭が出来てきました!

 

ん?

左隅っこのは、

トイレ?

はい、トイレですね。

斬新なスタイルになりました。

夢のような
全身全霊での解放感を、現実のモノに出来ました。

ちょっと近づいてみます。

陽の光が降り注いできますね

心なしか、便器もポカポカ、微笑んでいるように見えます。

 

いや、むしろ外だったわー(笑)
解放感が過ぎて、逆に羞恥心を覚える程です。

特別に、トイレの背中。

普段見れませんからね。
便器の丸みからは想像つかない、結構ガッシリしたナイス背中ですね!

外からのトイレ。

これもまた眺められない景色ですね
意外と腰回りは、クビレていますね!

 

この外壁をふさいで、しばらくは、解放感のトイレを使用しております。

 

誰かがトイレを使う時は、他の人は2階や外にそっと移動するシステムになっており、
存分に解放感を満喫出来ます。

 

 

ちょっとヤミツキになりそうです。

 

 

以上、現場からナカヤマがお伝えしました。

 


つづきます

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2019年1月 ④


2019.1.24.

全豪オープンテニス、面白いですね。
作業の合間に試合経過をチェックしたり、
日本人の試合はテレビでチラ見したりと、
今年もテニスが面白くなっております~

いつか、全豪オープンを観戦しに行きたいモノですねぇー。

 

年も変わり、
最近
「いつオープン予定ですか?」

と聞いていただけるようになりました
(気にかけてくださってありがとうございます!!)

 

春頃、オープン予定です(ざっくりですいません笑)

 

 

先週は2階吹き抜け部分の天井作業について書きましたが、
今日は1階店舗部分についてですね。

とにかく、壊して、造る。
この繰り返しになりますが、

写真も多めに、ちょっと作業の報告です。

 

まずは、既存窓を壁にする為の基礎工事

写真のように、既存窓部分を
壊して

造る。

コチラはガレージだったトコロの窓ですね
壁にする為の基礎を作ります。

地味な作業ですが、かなりの数の木をカット、取り付けしていきます。

 

コチラは既存店舗の窓部分。
窓の位置を上に変更予定。

壊して

造る。
上に窓部分を作ったら、
あとはひたすら基礎を組んでいきます。

 

とにかく、造る

正面入口となる部分です。
五十嵐さんが柱を入れ替えたり、
新しく柱を立てたりしてくれています。

そこに壁の基礎となる胴縁(どうぶち)をつけていきます。

先ほどの既存窓の部分にも、この胴縁をつけていってます。

胴縁の奥に断熱材を入れて、壁板を張り付けるんですね。

壁板のサイズに合わせて等間隔で、
胴縁のトコロで壁板の結合が来るように
……と、この胴縁の位置が大切なんです。

壁、入口部分だけでも、かなりの数の胴縁です。
長さを測って、カットして、
ズレないように柱の間に打ち込み、ビスで4箇所を固定。

大体1本の胴縁をつけるのに、
わたしたちの作業速度だと
早くても5、6分はかかります。

壁一面に胴縁をつけるとなれば、1日作業。

くぅ~。。

こちらは
キッチン部分の天井を造ります。

とにかく、造る。
こちらは野縁(ノブチ)と呼ばれる基礎作りです。

野縁の上に野縁を止めるための野縁受けを作り、野縁をつけていきます。

これも断熱材を入れて、天板をつける為の基礎ですね。

ただ、2階の勾配&梁表しの天井をやっつけたわたしたち…

成長していました!!!

このキッチン天井は1日で作業完了しました。

1日かかってるけど、2階の作業を思うと

「楽勝だったー」と満足しております、ふふふ。

そして、既存ガレージ部分にも柱を入れてもらい、
とにかく、基礎、胴縁、つけます!!

 

 

ありがたいことに、手伝いに来てくれる仲間もいて
断熱材、胴縁、外壁補修、壁板付け…

かなりの肉体労働をやってくれました。

 

お願いして、チラリと撮ってもらいました(笑)

現場が明るくなるので、いてくれるだけでも嬉しいのですが
ガッツリ作業をしていただき、感謝しかありません!!
本当に、仲間に支えられながらnabaitaはオープンに近づいております。

佐々木さん、野呂さん、
メイちゃん、丸山さん、
松井夫妻さん、カヨさん、

寒い中、
本当にありがとうございました、またお待ちしておりますー!!!

 

皆さんの協力を得て、
何もなかった既存ガレージ部に、
トイレ、手洗いの基礎が出来ました!!

 

 

断熱材もちょっとづつ入ってきて、

高気密断熱食堂へ、着実に近づいております!!

春が楽しみですね、ふふふ。

 

 


つづきます

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2019年1月 ③

 


2019.1.17.

今年の新潟は比較的落ち着いた冬のようです。
なにより。

「昨日よりも、今日は暖かいね」
「今年は、暖かいね」

そんな会話もちらほらと耳にします。

 

 

「いや、まったくそんなコトはナイですが。。。」
ガタガタ言いながら、ブルブル震えてるのは、わたしたちだけなのでしょう……

 

去年が凄かったからでしょうかね、
去年の大雪を経験していないのはありがたいコトではありますが、

決して暖かくはナイですよね?

 

と、ガタガタ言いたい新潟の冬、一年生のわたしたち…
そんな寒さを吹き飛ばす、ココロ暖まる工事のお話でもしましょう(笑)

 

スプレータイプの断熱材です。

チョット、見た目が独特です(笑)
コイツがかなりのスグレモノ。

素人の我々が作っているので、断熱材をカットして埋め込んでいくのにも
限界(隙間なく断熱材を埋め込めるのが理想であり、エアコンなどの冷暖房の効きにも関わってきます。)があります。

そこで隙間を埋める為、
このスプレータイプの断熱材を使います。

nabaitaのスローガンは「高気密断熱の食堂」ですので。

 

使いたい箇所にスプレーするだけ。
断熱材が膨らんで、どんどん隙間を埋めていきます。

ま、まぁ、
見た目は独特ですケド(笑)

 

断熱材のあとは、シートを貼っていきます。

全ての「高気密断熱」ラヴァーズに捧ぐ。

シートがシワにならないように、真っ直ぐ。
というシンプルだけども、地味に面倒な作業……

コイツも時間かかりそうだなぁ……と、覚悟していたら
シノさんがめっちゃ上手かったので、思ったより全然サクッと終わりました。

こうやって二人でやっていると、得意不得意があったりして
どちらかが苦手な作業はもうひとりが意外と出来たりして、

おぉ、助かった~

というコトもありますね。

そして、板を張っていきます。
これは、予想通り、いや思った以上にハードでした。

もう、どちらも不得意(笑)

そういう時は、とにかく進めていくだけです。
迷って、怯んでいても、正解なんかやってきませんから。

まずやってみて、考える。です(笑)

 

「結構カッコイイから梁(ハリ)をこのまま見せるように作りたい」

なんて言ったのはわたしです。

この多数の梁を避けて板を張っていかなくてはなりません。

まずやってみて、考える。です。

 

まずやって……で、出来ない………(笑)

 

ハイ。梁に当たるトコロは
よく、考えます。

カットして張る。

シンプルなコトほどゴマカシが効かないので、
集中力や技術が問われるのでしょうね。

料理でも、きっとなんでもそうなんですよね。

 

こいつで、板にでっかいホッチキス針みたいのをバンっ、バンっと打ち付けていきます。

引き金を引くと、
後ろから空気の爆風が噴出するので、

けっこう、怖いです。

たぶん、世の中のピストルにも同じ爆風システムを付けたら
引き金を引くのが怖くて、
世界平和に近づくかもしれません。

そんなことを考えて現実逃避してみたり、

なんだかんだやってると

用意してくれていた、天板用の板を無事に使い切るトコロまで
たどり着くことが出来ました……

 

今年の1月1日から作業にかかった、天板取り付け。

長ハシゴ上上空2mの空中戦、
以前自分たちが付けた野縁(枠組み)のイビツさに翻弄され、
梁の猛攻に白目を向き脅かされ、
板張り用ガンの爆風に恐怖し、
カットした板同士がピッタリ合わないコトへの、
やり場のない怒り、悲しみ……そして空腹……

 

全てを抱えて
丸3日がかりの悪戦苦闘の天井板張り、

忘れられないだろう2019年の三が日、

遂に終了です!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

足りなかったーーーー!!

 

ゴメンナサイ、悪戦苦闘の長期戦の末
予定以上に天板を使ってしまったのでした(笑)

後日、追加してもらうコトになりました~~

 

と、のらりくらりと
ライトな感じで書いてみたものの、

梁表しの勾配天井の作業は、
野縁作りに一週間、
断熱材入れ、シート貼りに4日、
天板張りに、4日、
本当に苦戦を強いられました。

 

ただ、ちょっとづつでも
進んでいますね、

過ぎてしまえば良い思い出です、
実際に店舗が完成した時に吹き抜けの天井を見上げて、
どう見えるのか、その時が楽しみですね、
ふふふふ。

 

 


つづきます

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