2015 蔵出し夏のイタリア紀行 9

アルベロベッロからバーリに戻り、シックなリストランテで最後の晩餐。

ビシッとスーツでキメたサービスマンが案内してくれます。席に着くなり、メニューをみる前に「生の魚介は好き?前菜の盛り合わせはどう?」って笑顔で聞いてくれて、「お願いっ!」って即答です。

おなじみのパン。「楽しみだねぇ。もぐもぐ」

小ぶりで身のつまった生牡蠣。「オイスターバーみたい。牡蠣食べ放題!」

積み上げられたウニ。「小ぶりで味が濃いね」

トマトのブルスケッタ。「これはお腹にたまるっ!」

テーブルにどんどん前菜が出てきます。隣の席の人が食べていたオマール海老のメインが食べたい私たち。だんだん不安になってきました。「量すごくない?これって大丈夫??」

そして、登場したのがこちら。

魚のカルパッチョ。立派に揚がった3尾の姿が凛々しい。

私たちは呆然。。はじめて行ったお店で勧められるがままに、量も、値段もわからない盛り合わせを頼んだことを後悔し、そして、慌てる。

「これで終わり?」なんとかもう終わりにしてほしい旨を伝え、1キロの生魚をひたすら食べる。もちろん新鮮で美味しいのです。しかしながら、生物だけを多く食べるのは結構疲れるもの。

「もうお腹いっぱいになってしまったよー!」と伝えると、「残念!ではこちらはいかが?」

食後の焼き菓子

極めつけの、リクリツィアのグミ

この地方のレストランは小皿の前菜をたくさんだす文化があるようです。今回は残念ながらメインまでたどり着けませんでした。が、

また次回、リベンジすることを誓って!また、プーリアいくぞ!

 

 

 

 

2018年6月 ②


2018.6.14.

今年はロシアワールドカップですね。

ジツはわれらは先月末に知りましたよ。みなさんご存知でしたか?

昨年から、わが家ではテニス鑑賞がブームです。

ワールドカップは四年に一度ですが、テニスにはグランドスラムと呼ばれる四大大会があり、年に四度のお祭りがあります。

なので最近では、5月末から行われていた全仏オープンにかじりついて見ていました。

ちなみに全仏オープンの為に5月6月とWOWWOWに加入しました。

なんと、WOWWOWに加入すると放送されている試合の他に、別のコートでの試合も会員のオンデマンドで配信されているというではないですか。

ワールドカップで言えば、日本以外の試合も全部見れてしまうというヤツでしょうか。

これで、一ヶ月の無料がついて2400円ちょい。

だからオレ言ってやったのよ「安いぜ、安すぎるぜWOWWOW……って。」

 

きっかけはわたしの職場のオーナーがテニスを好きすぎるコトでした。

仕事中にスマホ、タブレットなんかでテニスが流れている環境(そう、今思えばコレがwowwowオンデマンド!)だったんですね。

そんな環境でチラチラとテニスの試合の動向を視界に捉えながら、料理を作ったりなんだしたりしてて、

気づいたら、仕事終わっても試合が続いてたりすると気になっちゃう……急いで帰宅して続きを見る。という日々が始まります(笑)

そんなわたしの横でシノがなんとなく眺めてたりしてて

(わたしが学生の頃にテニスをやっていたこともあり)シノにルールや知ってる選手(当時はわたしもほとんど知りませんでした。)の説明を簡単にしたりして。

スポーツではなんでもそうだと思うのですが、

何度か観戦していると、選手の顔と名前が一致してきて、だんだんとプレースタイルや人間性、戦歴、バックボーン、ストーリーなんかも垣間見えてくる。

そうなってくると、それぞれのキャラが見え出し、気になるヤツが芋づる式に現れてきます。

気が付けば、二人の会話をテニスが独占しつつある2017年。

一度関心を持ったシノは、軽く私を置き去りにするように詳しくなっていきます(圧倒的)

もう、好きな審判とかいますね(笑)

そんな2017年は当然のように、日本で開催される楽天オープンを観戦しに行くワケです。

仕事柄月曜休みだったので、初日の一回戦の日に観戦しました。

トーナメントなので、一回戦は二日間かけて行われるみたいです。

つまり、出場選手の半分は見れるということ。

朝から晩までテニス見放題をいいことに、とにかく食べ物を買い込みます。途中から食い放題と見放題を勘違いしていたのでしょうね。

ごちそうさまでした(笑)

 

 


つづきます

まえへ←    ・はじめから

2015 蔵出し夏のイタリア紀行 8

本日はアルベロベッロから。バーリより電車で向かいます。

この白いおうちがトゥルッリと呼ばれていて、世界遺産にもなっています。

トゥルッリのある集落は歩いてまわれるくらい。ふらっと立ち寄るだけでも楽しめます。

屋根についているマークがひとつずつ違って、家紋の役割をはたしています。小人の家みたい。とよく言われています。

暑すぎて…

 

広場のチーズ屋さんは1時から5時まで昼休み。ベンチで時間を潰していると、陽気なイタリア青年2人に「サッカーしようぜぃ!!」と話しかけられる。これはオーナーの担当。私たちは見学担当。そのあと、バールに誘われるも時間がなく、断念。とにかく人懐っこい。

そうしている間に、ゆるっとオープン。

こぶしくらいのブッラータチーズはひとつ1ユーロ。チーズは現地で食べるに限ります。

ちなみにアルベロベッロは白川郷と姉妹都市でした。なんか似てるよね。

2018年6月 ①


2018.6.7.

早いものでかきものを始めて一ヶ月半が経ちました。

こちらでかきものをはじめて、週に一度ではありますがなんとか続けてやっております。

わたしもシノも、おそらく継続させていくコトへのプレッシャー、恐怖、呪縛、悪魔、地獄、そして空腹と戦いながら(笑)かきものをはじめました。

そして図らずとも、ふたりともが「何かしらのテーマを決めて書き始める」

というスタンスになってますね。

テーマを決めておくと、

もう「今日は何について書こうかな……アァ、思いつかないな…」といったドロ沼を避けて進めていけます。なにより書きやすいですしね。

そんな感じで、

シノはイタリア旅行記、わたしは自宅売却記。

として書きはじめたのでしょう。

……そして今、自宅売却記を終えたわたしの目の前には広大なドロ沼が広がっています(笑)

近況としましては、コチラのホームページにも根っことなるような情報、コンテンツを作ってみました。

作ってみました……が、なんというか、もすこし見栄え、が欲しいトコロですかね。使い勝手をメインに仮の必要情報を入れ込んでみた感じなので、やっぱデザイン、画像などなのかな。まだまだ勉強がつづきます。

その他だと、お店のロゴデザインを友人にお願いしているところ。

いくつか案を作ってもらい、ワクワクしながら意見を出し合ったりしているところです。

引越しの準備……は、多分ギリギリまでしないタイプの二人なのでしょう、これからです(笑)

どちらかと言うと、残りの横浜での生活に悔いを残さないようにしよう。というのが今は強いですね。

会いたい人、行きたいお店。

ふたりともギリギリまで働いているので、時間を上手に使わないとあっという間に横浜を出て行くコトになっちゃうのです。

と、

思い立ったかのように、ふたりとも歯医者に通い始めています(笑)

シノに関しては、親知らずを四本抜くという鬼の所業に出ています。

話を聞いただけでも、痛いぜ。。

ワールドカップも開催される、怒涛の6月が始まりましたね。

 


つづきます

まえへ←    ・はじめから

2015 蔵出し夏のイタリア紀行 7

バーリから電車で一時間半のところにあるマテーラ。日本で計画を立てている間も行ったことのある人たちからは、マテーラとアルベロベッロ、どちらかひとつならマテーラをおすすめされていたのです。

駅はいたって普通なのに歩いていくと別世界が広がっているのでした。

マテーラは古くから人が住んでいた土地ですが、長い歴史のなかで衰退し、一時は廃墟とも言われる程になったのです。こうして今、世界遺産にまでなったのはサッシという洞窟住居や生活様式が見直されたから。

まずはホテルを探しながら、歩いてみます。入り組んでいて、どこも同じような景色。「ここ、さっき通らなかったっけ?」という会話が繰り返されるわけです。

なんとか、広場まで戻って地図とにらめっこしていたところ、男性が近づいてきて、案内してくれることに。歩いて20分くらいはかかったかも。結局この男性は地元の人ではなくて、あちこちで聞いてくれて案内してくれたのでした。旅をするとたくさんの人に助けてもらって、ありがとうが増えます。

分かりにくいけれど、サッシに泊まってます!二階の穴蔵のようなベッドルームが最高!

リコッタチーズにはちみつかけ。日本で食べるリコッタとはまるで別物。クリーミィでフワフワしています。フレッシュものは絶対食べるべし。

マテーラは一泊した方がいいです。なぜなら夜が素敵だからです。そしてテンションの高いイタリア人が話しかけてくるからです。「日本人か?」から始まります。彼は日本に行ったことがある人だったかなぁ。はじめは楽しいのです。ただ長いだけなのです。話したいのです!旅の醍醐味ですね。

私はこういう話したいっていう欲求に従って生きられる人に憧れます。羨望の眼差しを向けずにはいられません。マテーラ!おすすめです。

 

 

© 2018 nabaita